料理工程の考察をまとめる
料理の工程の考察をまとめてみると対応策が見えやすくなった。
まだまだ「家事見習い男子」にはやることが多いなぁ。
各度合いの考察で★が4つ以上の色を変えてみた。
作業項目ごとに対応策が違うかな。
「献立検討」は最優先課題に決定。
具体的な対応策を本格的に検討しなければ。
「食材調達」も家計への寄与も含めて具体的な対応策が必要な感じ。
「包丁仕事」「調理」については技術的向上が必要。
作業としては「家事見習い男子」にとっては困難さは低いものの、経験と知識を増やすことで作業時間を短くしたり、効率よく行うことができる可能性はあるのでは。
まずは最優先課題の「献立検討」の具体的な対応策づくりに着手する必要が明確になった。
「料理」工程で見えてくること
この「料理工程の考察をまとめる」という記事はお陰様で多くの方にお読みいただいている記事のひとつです。
料理初心者の「家事見習い男子」にとってまだまだ苦手意識のある料理をなんとか良い方向に向かわせるためにもこの料理の工程の洗い出しは役立つものなのです。
大きな3つの工程
料理を作るということを考えていく上で、料理の工程を大きく3つに分けて考えようとしています。
調理前工程
台所に立って実際に料理をするためにはその前段としてこの料理前工程を踏まなければなりません。
ついつい料理を作るという調理工程ばかりに頭を悩ませてしまうものですが「家事見習い男子」の経験上ではこの調理前工程がかなり重要だと感じています。
この料理前工程いかんでこの後の調理工程、さらには調理後工程に大きく影響してきます。
調理工程
料理を作るという工程が調理工程で、料理の根幹となる工程になります。
食材が料理へと自分の手で変わっていく工程なので基本的には楽しく、調理をすればするほどスキルも上がっていく実感を味わえるのでやりがいがあります。
熟練度が上がれば上がるほど調理工程の前後にある調理前工程と調理後工程に良い影響を与えていくので楽しみながら腕を磨きたいものです。
調理後工程
料理ではある意味、面倒さが含む工程がこの調理後工程でしょう。
調理後工程の中の食器等洗浄は面倒さの最たるものかもしれません。
自分の作った料理でお腹も心も満たされた状態で料理の工程が終了するわけではなく、この調理後工程も必須の工程だけに、この工程をいかにクリアするかで料理の継続性に大きく影響します。
またこの調理後工程は次の料理への調理前工程に直接関わってくるため、ここで挙げた3つの調理前工程、調理工程、調理後工程はループで回り続けるという性格を持ち合わせています。
調理前工程の中の3つの工程
①残り食材の確認
料理の工程は3つの大きな工程がループでつながっているため料理を作る上でまず行わなければならないのがこの残り食材の確認の工程です。
冷蔵庫に残っているもので賞味期限、消費期限の近いものはなにか?鮮度が落ちてしまうものはなにか?ということを理解する必要があります。
冷蔵庫だけに食材があるわけではなく冷蔵庫以外のストック庫にある乾物などの残り食材も確認しておく必要があります。
食材を無駄にしないようにするという道徳的なことだけでなく節約という経済的なことにも直接関係してくるので家事をうまくやりくりする上で大事な工程です。
②献立検討
献立を決めるというのは「家事見習い男子」的には一番困難な工程だと感じています。
何を食べたいかを考えることができるということ自体、考えてみればものすごく幸せなことなのですが家事という観点に立てば正直なところ大変です。
もちろん食べたいものがピン!と頭に浮かべばそれを献立にすれば良いでしょうが、毎日毎日食べたいものがピン!と頭に浮かぶわけではありません。
実際には残り食材との兼ね合いがあったり、スーパーでの特売の関係や野菜などの旬の時期という外的な要素もどうしても関係してきます。
さらには栄養のバランスという観点からも気をつけないと家事としては成り立ちません。
③食材調達
献立が決まると不足している調理に必要な食材があればスーパー等に買いに行くことになります。
一見、必要な食材を買うという単純な工程に思えますが実際はそんなに単純ではありません。
必要な食材をどこで調達するかという大きな選択肢の中で決定し行動しなければなりません。
同じ食材でもスーパーによって価格は異なり、特売などで一時的に驚くような価格で販売されていることもあります。
更には価格だけでなく肉類などは品質を見極める必要もあります。
少しでも品質が良く価格が安いところを見極めて食材を調達するにはそれなりの熟練度が求められます。
調理工程の中の3つの工程
④食材洗浄
調達してきた食材はそのままでは料理には使えません。
とくに葉物の野菜などは土を落とし洗うのもひと苦労です。
「家事見習い男子」は虫が苦手なので野菜の中に虫がいるのは無視できません。
⑤包丁仕事
食材を料理に合わせて包丁で形を整えるという工程が必要です。
野菜などは皮を剥くのにある程度の熟練が必要になる場合があります。
肉類や魚類でもすでにカットされたものもスーパーなどでは売られていますが、できれば塊の方が価格的には節約になります。
ムネ肉なりモモ肉を薄く開くというのも熟練度が必要です。
一見、さほど熟練度が必要そうではない工程に感じますが実は調理の工程の中でも大事な工程のように思います。
⑥調理
料理の本丸の工程です。
これは熟練度が必要なのは容易に想像がつくでしょう。
さらにはセンスというものがあるのでなかなか大変な工程です。
一方で料理は食材が熱などを外的な因子によって変化させるということなので科学的な視点があればよりスキルも上がるのだと思います。
それでも一番やり甲斐のある工程でしょう。
調理後工程の中の3つの工程
⑦食器等洗浄
これは一番面倒な工程です。
自分の作った料理を食べ空腹の危機的状況から脱した後の大きなひと仕事です。
「家事見習い男子」的には衣類の洗濯はあまり苦になりませんが同じ汚れを落とす作業でもこの食器等の洗浄は苦に感じます。
調理工程の最中に調理で使用したフライパンなどは洗うことはできるのでそうしたことでこの食事後の食器等洗浄の工程を減らすことはできます。
しかしながら食事の際に使用する茶碗や皿などはどうしようもないので、やはりこの工程は食事後にならざるをえません。
また食洗機もありますがなかなか利用することもなく「家事見習い男子」的にはほぼ無用の長物となっています。
⑧食器等の収納
乾かした食器等を食器棚など適所に片付ける必要があります。
もちろん乾かしていた食器カゴ(水切りラック)を一時的な食器棚代わりに利用し、この工程を省略することはできるかもしれません。
ただなんとなくそれでは家事という観点では完成しない気がします。
こんなに大変な料理の工程を考えるとこの工程に関わる食器などの道具も使用後はしかるべき場所にもどしてやるという方が少し心が落ち着きます。
⑨残り食材保管
料理の工程を大きく3つに分けた後、さらにそれらをそれぞれ3つに分け、合計9つの工程とした場合に最後の工程が残り食材保管です。
これらの工程はループでつながっているので9つ目に登場した残り食材保管の工程は決して最後ではなく再び調理前工程へとつながっていきます。
残り食材を適切な方法で保管することにより調理前工程の献立検討にも関係してくるでしょう。
基本的には食材購入もある程度の量を一度に買ったほうが単価では得になることが多く、食材調達の工程を減らすことで全体の料理の工程の効率化が期待できます。
まとめ
初心者で料理というものに苦手意識のある「家事見習い男子」が取り組む上で料理に関わる工程を9つの工程に細分化して考えることで各工程の要点が見えてくるように思います。
また「料理」と簡単にひと言で片付けるのではなくこうした9つの工程の連続であるということを俯瞰的に知ることで改めて家事のベテランさんたちの凄さが少しは理解できそうな感じがします。
家事の中の一部である料理を続けていくためにもこのような分類をして整理してみてはいかがでしょうか。